皆様、映画は見ますか。
昼から夜まで現場仕事を行う飲食店スタッフは、なかなか見る時間を取れないかもしれません。。
が、やはり映画は面白い。
最近は映画館やレンタルショップに行かなくても、サブスクサービスで好きな時間に見る事が出来るのですごく便利になりましたよね。
そんな、身近な娯楽の代表格の映画ですが、料理人や飲食店が舞台になっている、 “食”を題材にした映画が多くあります。飲食店のスタッフは、見ていて「わかるぅ～」なんて共感しながら見る事もあるのではないでしょうか。また、日々の営業に息詰まった際にヒントを得たり、映画を見る事で、日々の励みや活力につながるような事もあると思います。
今回はそんな、飲食店スタッフにおすすめの映画をいくつか紹介させてもらいます。
飲食系 おすすめ映画
◆ ドキュメント系
まずは、ドキュメント系作品をいくつか紹介。こちらは、実際にあるお店や料理人の方々、はたまた飲食業界の経営者さんたちの事実に基づくお話です。飲食業界の人たちはかなり刺激を受けたり、考えさせられたりといった作品が多いです。
●ノーマ、世界を変える料理
～2015年 イギリス～
レネ・レゼピさんが作るデンマークの人気レストランのお話。これまでになかったスタイルである北欧料理のレストランの開業から、世界ベストレストラン50で３年連続1位に輝き、その後2位に落ちるも、その翌年に1位に返り咲くまでのストーリーを映像化してます。
レストランの物語なので料理などもたくさんでてきますが、メニュー名などの紹介はないので、色々と考えながら映像を見るのも楽しいです。料理人の人はストーリーよりも実際の料理や調理に興味があると思うので、都度巻き戻しして見たくなると思います。自分は、厨房や客席などの内装に興味があったので、その辺を繰り返し見てました(笑)
ノーマは、その後通算5度の世界一となり、2023年末で閉店が決まっておりますが、今後はスポットでの出店や、食を追求するラボのような形でデンマークの店舗は残るようです。
ちなみに、実は日本でも期間限定で営業をしていた事があり、その模様も「ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た」という映像作品になっております。
さらに、2023年3月からも期間限定で「noma Kyoto」を開業し、予約の受付開始時点で、全枠が埋まるという人気ぶりです。食事代はやはりお高いのですが、一度食してみたいお料理ですね。
●ザ・フード アメリカ巨大食品メーカー
～2019年 アメリカ～
ハインツ、ハーシー、マクドナルド、コカ・コーラ、ケロッグ、ケンタッキーなど、アメリカ発の巨大食品メーカー誕生ストーリーが史実をもとにドラマ化されたエンタテイメント作品。時の流れに沿って各エピソードが程よいタイミングで入れ替わるおしゃれな作り。自分のお店を持つという目線よりも、自慢のコンテンツを元に事業を大きくしてやる、みたいな野望を持っている人には特に刺さりやすい内容かと。世界的大企業の成り立ちに感化される事、間違いなしです。
プライムビデオで視聴可能です。（2023年9月時点）
●フード・インク
～2011年 アメリカ～
大量生産/大量消費の時代の中で、食の安全を問うドキュメンタリー。効率を求めた食品生産により消費者が被る健康被害は、日本においても無関係ではなく考えさせられます。
公開当時から年数も経っているので、当時に比べて改善が進んでいる部分も多いかと思いますが、SDGsも広く意識されている昨今で改めて向き合っていかなくてはいけない視点かと思います。
食に関わる仕事をされている人にとって、食材の安全性を改めて意識できて勉強になる作品だと思います。
◆ サクセスストーリー系
今度は、レストランを舞台にしたサクセスストーリー。飲食業界で成功をつかんでいくお話や、飲食絡みの仕事に自分の生きる場所を見つけて満たされていくお話などなど。
●二ツ星の料理人
～2016年 アメリカ～
作中に料理や料理を行うシーンも出てきますがそれほど多くはなく、どちらかというとヒューマンドラマを楽しむエンタテイメント作品。すごく端的に言うと、才能やセンスのある天才が、周りの存在を認めてチームとして協力していった先に、今まで見る事の出来なかった景色が広がっていた、みたいな感じです。
アメリカ映画らしく、テンポの良い展開や、恋愛、裏切り、友情、転落、復活などの程よい刺激が要所要所で入るので楽しく見れます。
ちなみに、木村拓哉さん主演で2019年に放送された「グランメゾン東京」というテレビドラマが人気でしたが、ストーリーの大枠がこちらの映画に似ていたため、オマージュ作品などと言われたりもしていました。真相は分かりませんが、自分はグランメゾン東京をリアルタイムで毎週楽しみにしながら見ておりました。飲食業界の人間からすると、レストランがテーマのカッコよい作品は、勝手ながら誇らしく見る事が出来ますし、日々の仕事の活力にもなるので、定期的に飲食テーマのドラマが出てくると嬉しいです。
●シェフ 三ツ星フードトラック
～2015年 アメリカ～
一流レストランの総料理長の主人公がオーナーと衝突して店をやめた後、息子と一緒に訪れた故郷で絶品のキューバサンドに出会う。次の仕事を探す中で、キューバサンドの移動販売を思いつきフードトラック事業を開始。新しい人生を手に入れていくお話。
キューバサンドの商品開発からフードトラックの準備や開業と、地道に一つ一つお店を作っていく様子が、実際のお店の開業の段取りのようでワクワクした思いで見る事が出来ます。息子と一緒に働き、息子が成長していく様子も描かれているのですが、その様子はお店で教育を行い育てていく若いスタッフとの関わり合いのようで、お店を作る店長さんにとっては、見ていて共感の出来る楽しい映画だと思います。
●イテオンクラス
～2020年 韓国～
こちらは映画ではないのですが、飲食業界での成り上がりが主軸の韓国の連続ドラマ。韓国ドラマらしい復讐系のサクセスストーリーですが、複雑に絡み合う人間関係にハラハラドキドキとさせられます。また、町の小さな居酒屋が巨大な飲食企業になっていく道程に、野心のある人は心揺さぶられると思います。
日本ではNetflixで視聴できますね。
また2022年には、日本版リメイクの「六本木クラス」が放送され話題になりました。自分も見ておりましたが、個人的には平手友梨奈さん演じる葵が特に良かったかと思います。
◆ その他ジャンル
こちらは、舞台や題材はレストランや飲食店なのですが、サスペンスやコメディー、ホラーなどの要素の強い、より一般的なエンタテイメント作品。飲食店スタッフの視点でなくても楽しみやすい内容です。
●ザメニュー
～2022年 アメリカ～
2022年公開の比較的最近の作品。サスペンスやホラー的な要素が強い中、レストランの各ポジションや働くスタッフ、さらにはお客さんにありがちな特徴なども表現していて、飲食業の人には身近な人たちに置き換えながら見れて面白いかと思います。
サスペンス的側面でストーリーが進行していく中、飲食店の働く環境などの問題点などが描かれる一面もあり、社会的には労働環境が問題視されるきっかけにもなりました。
◆ 動画配信サービス（動画のサブスク）
最近はサブスクサービスで家にいながら見たい映画などの映像作品を気軽に見る事が一般的となってきました。
一昔前までは、レンタルビデオ、もっと前は、テレビ放送を録画したビデオを知人から借りる、なんて方法で映画を見ていましたが。。。
便利な時代になってきてますね。
という事で、ここで紹介した映像作品に強いサブスクサービスをいくつかご紹介。
★アマゾンプライム
プライムビデオは、日本での映像サブスクサービスの中では先駆者的な立ち位置でしょうか。自分は、プライムビデオ オリジナルの映像コンテンツ『ドキュメンタル』がきっかけで入会しました。
オリジナル作品では、”バチェラー” シリーズが特に有名で、社会現象的に広まりましたね。『内村さまぁ～ず』『マスクドシンガー』などなど、他にもヒット作が多数あります。
話題のオリジナルドラマなどももちろんですが、個人的にはバラエティ作品の方が強いイメージがあります。
その他、ドラマや映画、アニメなど幅広いジャンルの作品が視聴可能で、特に話題の映画の独占配信が多いです。
今回、紹介させてもらったようなドキュメント色の強い飲食系の映像作品を多く取り扱っていておススメです。
★ネットフリックス
『愛の不時着』『梨泰院クラス』『イカゲーム』『全裸監督』『今際の国のアリス』など話題のオリジナルドラマが絶えない人気の動画配信サービス。人気漫画の実写ドラマもオリジナルコンテンツで配信するなど、今後も目の離せない展開が続きます。
プライムビデオのように、ドキュメント系の飲食作品は少ないですが、一般的なエンタテイメント作品は網羅して言うので、時間を忘れて楽しめます。
★ユーネクスト
日本最大級の動画配信サービス。圧倒的な作品数と最新作の配信が早い、といった強みがあります。一時課金のレンタル視聴ではない見放題の作品数が多いので、たくさんの映像作品を見たいという方にはおススメです。他の動画配信サービスでは有料の作品もユーネクストだと課金なしで見れる、なんてものも多いですね。ただ、オリジナルの映像作品は多くありません。
ちなみに、読み放題の雑誌も多くあるので、映画と雑誌を見るのが好きな人にはおススメ。グルメ系の雑誌ももちろん取り扱っておりますよ。
いかがでしたでしょうか。
今後も色々な作品が出てくると思いますので、また楽しめるものを紹介させてもらいます。
気になる作品があれば是非ご覧ください。
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