コンブチャ ってなに? 昆布茶とは違う

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飲食店 話しのタネ

先日おしゃれなカフェで「コンブチャ」というメニューを目にしました。”昆布茶” ではなく”コンブチャ” なんです。店員さんに質問すると、昆布のお茶ではなく、甘さと酸味のある微発砲のドリンク、との事。

???

という事で、コンブチャ調べてみました。
ちなみに、そのカフェで使用していたのはこちらの商品のようです。

そして、試しに飲んでみたそのコンブチャは、確かに昆布のお茶とはイメージがはるかに違い、程よい甘さの中に酸味を感じる、さっぱりとした爽快感のあるソフトドリンクでした。

うん、美味しい。。。なぜにコンブ??

と、よけいに気になりましたので説明いたします。

 

コンブチャとは? 昆布茶との違い

ちなみに、まずは昆布茶から

昆布茶

乾燥させた昆布を細かく刻んだり、粉末にしたものにお湯を注いで飲む飲料。他に何も加えなければシンプルなダシ汁のようなイメージ。塩やあられを足してお吸い物のように飲まれたり、玉露を足してコクのある緑茶のような楽しみ方もあり、アレンジは様々。特に粉末タイプのものは、お茶としてよりも、料理に旨味を足す出汁調味料として使われることも多い。
「昆布茶 レシピ」で検索してみると、料理への活用方法がたくさん出てきますね。

コンブチャ

一方、コンブチャは昆布を使った飲み物ではなく、一言で言うと、お茶を発酵させた発酵ドリンク。
緑茶や紅茶をベースにまずは砂糖を溶かして、その後にスコビーという菌株をいれて一週間以上発酵させて作ります。
(ちなみに、スコビーの名前は “Symbiotic Culture Of Bacteria and Yeast” の頭文字からで、ゼリー状のもの)
発酵時にキノコのように見える白い膜が出来る事から “紅茶キノコ” とも呼ばれ、日本では1970年代に流行した事があります。

栄養について

発酵食品の1つなので、その栄養価への期待から美容や健康に良いのでは、と海外セレブに愛飲されたことで、2010年ごろから欧米で新たなブームが始まりました。実際に○○に効果がある、という立証はないものの、含有成分から以下の効果が期待できます。

【乳酸菌】
(整腸作用)腸内に善玉菌を増やすことで、悪玉菌の繁殖を抑えて、腸内環境を整えてくれます。
(免疫増強)腸内の悪玉菌の繁殖を抑える事で、免疫細胞の働きを活性化させてくれます。
【ポリフェノール】
もともとお茶に多く含まれている成分なので、紅茶や緑茶をベースに作られるコンブチャにも当然含まれており、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用から、生活習慣病の予防が期待できます。
【酢酸菌】
肝臓と同じ機能であるアルコール分解酵素を持つ酢酸菌がアルコールを分解してくれる事で、肝臓への負担を和らげてくれます。

飲み続ける事で、上記のような効果が期待できるかもしれないヘルシードリンクですね。

なぜコンブ?

という事で、昆布は使っていないコンブチャですが、なぜに “コンブ” なのか、調べてみたところ、、、
明確な定義はなく、以下のような説がありました。

・西洋でゲル状の菌膜を昆布と勘違いしてコンブという名前を付けた
・酵母から作られるお茶なので、酵母茶がからコンブチャになった
・韓国語で “菌” の意味の “KOM” からきている
・Dr.Kombuさんというお医者さんが作っていた、そのお医者さんから伝えられた

などなど、どれも確証はございませんので本当の由来は謎ですが、既に名称はコンブチャとして確立しています。

じわじわと色々な場所で見かける機会が増えてきているコンブチャ、ぜひ皆様も試してみてください。

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