飲食店スタッフが教える おすすめ トニックウォーター 6選

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みなさま、カクテルは飲みますでしょうか。
カクテルは多くの種類があり、カシスオレンジや、カンパリソーダ、ジントニックなど比較的飲みやすく馴染みの深いものから、マティーニやマルガリータなど、何が入っているのか分からなかったり、アルコール度数が高そうだったりで注文するのに抵抗があるものまで、本当にたくさんの種類があります。

その中で今回は、ジントニックやウォッカトニックなどの代表的なカクテルを作る材料の1つの「トニックウォーター」について、おすすめのモノなどのお話をさせていただきます。

 

飲食店におすすめのトニックウォーター

こだわりのトニックウォーターを使ってジントニックを作ると、すごく美味しくなるんですよ。

ということでまずは、トニックウォーターとは、、

●トニックウォーターとは

「トニックウォーター」という言葉は聞いた事のある人も多いと思いますが、どんな味なんだろう、と味の想像がつかない人も多そうです。トニックウォーターは単体で飲むものでもあまりないので、味が分からないですよね。

味わいは、『ちょっと苦みのあるほんのり甘い炭酸飲料』
もちろん、苦さや甘さの度合い、また炭酸の強さもそれぞれの商品で程度の違いがありますが、基本的には、ほろ苦い炭酸飲料です。

苦さのもとは、キニーネというキナという植物から抽出される成分によるものなのですが、このキニーネを使わずに、食品添加物によってその味わいを調整している商品も多くあります。
どちらが良い、というのはありませんが、味わいが結構違うので好みで選んでいただければよいかなと思います。

ちなみに、このトニックウォーターにブラックライトの光を当てると青白く光ります。クラブ全盛期に面白がって話のネタにしている人をたくさん見ました笑
上記のキニーネの成分が発光に関係しているようなのですが、キニーネに代わる苦味料を添加しているトニックウォーターでも光ります。ただ、中には光らない銘柄のモノもあるので要注意。

 

●トニックウォーターの歴史

トニックウォーターが世に登場したのは、18世紀のイギリスと言われます。
当時、多くの植民地をもつイギリスでしたが、熱帯地域の植民地にて感染症のマラリアが流行した際に、そのマラリヤの治療薬として使用されたのがキナから抽出されたキニーネの成分でした。
この苦味のある成分を、その他の香料や柑橘類のエキスに加え、炭酸水で混ぜ合わせたものがトニックウォーターとなります。

ちなみに、ちょっと雑な経緯ではありますが、、、同じく薬用として開発されたお酒のジンも同時期にイギリスで流行しており、そのお酒にトニックウォーターを入れて飲んでみたら意外と美味しかった、といった具合でカクテルのジントニックが誕生します。
苦味の強いキニーネの味わいがその他の香料や炭酸などによりまろやかになり、その独特な苦味に、ジンのジュニパーベリーなど香草由来のボタニカルの風味がうまくマッチして、奥深い美味しさになるのかな、なんて思います。

数十年前の日本では、キニーネ入りのトニックウォーターは販売されていなかったのですが、最近は日本でもキニーネを使用しているトニックウォーターを飲めるようになりました。
以下に紹介するトニックウォーターの中には、キニーネを使用しているものもあるので是非お試しください。

★おススメトニックウォーター

・フィーバーツリー プレミアム トニックウォーター

”本物のトニックウォーター” なんてフレーズでバーテンダーさん達がこぞって使いだした、こだわりトニックウォーターのはしり。
人工甘味料、人工香料、保存料などを使わない天然素材にこだわったトニックウォーター。キナ由来の香料を使用しており、すっきりとした苦味が特徴。
一味違う贅沢なジントニックが味わえます。

・フィーバーツリー メディタレーニアン トニックウォーター

同じく、イギリスのフィーバーツリーさんのトニックウォーターで、こちらはシトラスやハーブのエッセンスが加わり、よりフローラルな香りと味わいがします。同じくシトラス系のボタニカルを使用したジンとの相性はよく、すっきりとした味わいと爽快感を味わえます。

・neo トニックウォーター

こちらは日本のトニックウォーター。友桝 (ともます) 飲料さんという佐賀の会社さんの商品。友桝飲料さんはたくさんの商品を作っておりますが、”こどもびいる” は目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
こちらのトニックウォーターは、佐賀の天然水と沖縄のシークヮーサー果汁を使用し、程よい苦味と酸味ですっきりと飲みやすいです。

・kizashi トニックウォーター黄檗(きはだ)

こちらも日本のトニックウォーター。山梨県の日和株式会社さんのトニックウォーター。ミカン科の樹木のキハダの他に、柑橘類などを合わせた、爽やかな味わいの中に苦味のひかる味わい。色も綺麗な黄色をしており、割ものとしてお酒と一緒はもちろん、そのままでもおススメです。

 

・Qトニック

こちらはアメリカのトニックウォーター。苦味はキナ抽出物を使用しており、甘味は砂糖ではなく、アガベシロップを使用しているので、すっきりとした甘さが特徴。個人的にはそのまま飲むよりも、お酒と合わせてその味わい深さが出てくるような感じです。

・フランクリン トニックウォーター

こちらはイギリスのトニックウォーター。人口甘味料や添加物を使わずに、天然のキナ樹皮を使用したほのかな甘みのトニックウォーター。こちらは王道の一味違うジントニックを作るのにおススメ。

 

(番外)トニックウォーターコンク

ここまで、各国のいくつかのトニックウォーターを紹介しましたが、トニックウォーターは意外と自作できます。
主な材料は、
オレンジやレモン、ライムなどの柑橘類、砂糖やシロップ、クエン酸、コショウなどのスパイス、塩
といった感じです。
これらの材料を煮詰めてシロップを作って、その原液を炭酸で割るとトニックウォーターになります。

この原液の状態で売っているものもあります。甘さなどを調節して作りたい場合はこちらも試してみてください。

 

色々なトニックウォーターを紹介させてもらいましたが、それぞれ味わいの違いがあるので好みのものを見つけてもらえれば。
ジンも色々な味わいのものがあって、その組み合わせは無限にあり、、、まぁ、正解はありませんが、自分好みのジントニックにたどり着けたら良いですね。

ちなみに、かつてバーで勤務していた時、「バーテンダーの腕をみるにはジントニックを飲め」なんて教えがあり、ジントニックを如何に美味しく作るかはこだわっておりました。自分が作るジントニックが一番美味しいなんて勘違いもしていましたね笑
今は、こんなにも奥の深い世界を知って、井の中の蛙を感じております。。

今回もありがとうございました。

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