こんにちは、皆さんお酒飲まれますか。
自分はそんなにお酒が強くないので、毎日飲んだりはしないのですが、お休みの日の夕方から、ちょっとした酒の肴を食べながら軽く飲むのが好きですね。また、ビールが苦手なので食事中はサワーを飲むことが多いです。そして、食後はスピリッツやウィスキーのロックを、チョコレートなどの甘いものと一緒に、ちびちび飲んでいる瞬間が、これまた好きです。幸せですね。
お酒に炭酸類を足すサワー系の飲み物を一番多く飲むのですが、一番好きなのは「梅干しサワー」ですね。特に、梅干しは”はちみつ梅”などの多少の甘味が前面にくるようなものが良いですね。すっぱ甘い味わいとすっきりとした炭酸がマッチしておすすめですよ。
そんなお酒と共に口にしたいのがちょっとしたおつまみ。美味しいおつまみを食べながら、好きなお酒を飲む、幸福感が倍増ですね。
おつまみは基本的には市販のものが多いのですが、たまに自分で作ったりもします。料理が得意なわけではないのですが、長年の飲食店勤務により色々なメニューを見たり、食べたりしてきたので、そんな経験から、「あ、これ自分でも簡単にできるな」というものを作ったりしてます。
そんな、自分で作れるおつまみの中でもおすすめな「ささみのみりん干し」を今回は紹介させてもらいます。漬けたり乾かしたりするので、仕込みに数日かかってしまいますが、作り方自体は簡単なのでとても作りやすく、まためちゃめちゃ美味しいです!
ということで、ささみ
ちなみに、ささみ自体のランクは別に問いません。ブロイラーでも銘柄鶏でも地鶏でもなんでもオッケー。それぞれの味の違いを試したわけではありませんが、漬けダレに漬けて、火入れは電子レンジ&オーブントースターなので、特に高級品にこだわる必要もないかと思います。もちろんお肉自体の質がよければ、その分美味しくなるのかもしれませんが、まぁ”男のおつまみ”なので、自由にいければ。
そして下処理 “ささみのスジ取り” ですね。いきなり行ったことのない工程がきて、とまどったものの、同僚の料理人に「誰でもできる」と馬鹿にされたので、挑戦してみることにしました。
とはいえ分からないので、ネット上のハウツーを見ながら行ってみたのですが、なかなかその通りにはいかない、、ハウツーで多いのは、
①まずはスジの両サイドに軽く切り込みを入れて
②スジの先を取り出して、それを指で掴んで
③ささみを裏返しにして
④包丁の背でささみをおさえながら、掴んだスジを引っ張っていくときれいに取れる
みたいな感じで書かれていることが多く、ハウツーの画像でもスジに肉が付いてこないできれいに取れているものが多いのですが、、、、、一回もスムーズにいったことがありません。。。
自分のやり方がはたして合っているのか、これは正解なのか不正解なのかと、分からないながらも、自分は以下のような感じで半ば強引にスジ取りをしました。
スジの両サイドに包丁で切れ込みを入れて、スジを取り出します。この時点で既にささみは傷つき始めています、、
そして、『裏返して引っ張る』といった工程に進むのですが、このスジを掴んでいる自分が、この後にそれを行って成功しそうなイメージが全くなかったので、違う方法にしました。という事で、掴んだスジの両サイドに引き続き包丁をいれて、肉とスジをそぎ落とし続ける、です。
という方法で、なんとかそぎ取れました。
そして、何本かあったささみもハウツー通りにはうまくいかずに、全てこの方法でスジ取りを行いました。まぁ、「スジ取りできたからいいか」なんて思いながら、ネットで紹介されている下処理後のささみに比べると損傷が激しいように思えます、、(汗)
まぁそれでも、ささみのみりん干しは作れるので気にせず進みます。
お次は、スジを取ったささみを漬けダレに漬けます。ジップロックなどのフリーザーバッグにいれて軽くもんで漬ける方法もあるのですが、今回は保存容器に入れて漬けます。ささみの長さにあった、そして漬けダレを入れたときにちょうど浸かるくらいの大きさのものをご使用ください。保存容器の面積が大きすぎると、以下の漬けダレの量でささみが半分しか浸からないなんてこともありえるのでご注意。。
今回は、ホーローの保存容器を使用しました。プラスチック製のタッパーに比べて、使用前と使用後の匂い移りや味移りも気になりません。
そして、漬けダレ
漬けダレは、
・濃い口醤油 大さじ3
・みりん 大さじ2
・料理酒 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・だし醤油 大さじ1
です。だし醤油がなければ、代わりにめんつゆを入れたりしても味がしまって良いかもです。我が家は小学生の娘も食べることを想定したので辛みを入れなかったのですが、輪切りの唐辛子をひとつまみいれたら、ほんのり辛みがついてさらにお酒に合うかも。
無事に浸かりました。そして、これを一日冷蔵庫に寝かせます。
そして、寝かせたもの。
今度はこれを漬けダレから取り出し乾かします。乾かす際は干しかご(一夜干しネット、干し網、乾物ネットなど名前は様々)を使ってベランダなどで乾かすのが良いのですが、まず手元にソレがないので、またまた冷蔵庫に入れます。
また、ベランダで干すのに気が引ける理由もあり、集合住宅でベランダが広くないのでほこりっぽいというか、食品を放置するにはちょっと気が引ける環境です。また、先にも記載しましたが、自分だけでなく娘も食べる想定なので、衛生的観点からより安全に仕上げたかったので冷蔵庫にしました。
そのような環境ではなく、干しかごなどの道具もしっかり揃っているよ、という方は是非屋外干しをお試しください。おそらくですが、冷蔵庫で作るより”うま味”が増す気がします。
では、乾かし作業。バットに網を置き、その上に漬けダレからあげたささみ達を敷きます。そして、ラップをかけてまた1日冷蔵庫に寝かせます。
そして一日経つと、多少のたれが下に落ちました。さぁ、いよいよ食べられる時が近づいてきました!!
まずは、このささみを1本とって、
電子レンジ 600Wで40秒ほど加熱します。
そして、今度はトースターで5分ほど焼きます。
これでやっと完成。そして、これをカットしてお酒のおつまみになりました!!
数日間の寝かせのおかげで、味はしっかりと染み付いており、外側の程よい噛み心地と内側のふっくらとした食感がたまりません。サワーやビールに合いますね(僕はビールを飲みませんが、、)
日本酒でも良いかもしれませんが、日本酒のコクには若干負けてしまうかも、、まぁ、味覚は人それぞれなので、色々とお試しください。あ、白ワインでもいいかもですね。白ワインの場合は、漬けダレをちょっと洋風にするために、ごま油の代わりにオリーブオイルをいれたり、醤油みりん酒の割合を減らして、ハーブ系のミックススパイスや塩をいれても良いかもですね。。もはやみりん干しではなくなってきそうですが、、料理は無限ですね(笑)
そして、無事に娘も「おいしい」と喜んで食べてくれました。あぁ、嬉しい。
ちなみに、このささみを焼く時ですが、魚焼きグリルで仕上げても良いかもしれません。ただ、焼きすぎるとおそらく固くなってしまうので要注意です。
また、以前フライパンで焼いたこともあるのですが、火が通るより先に表面に焦げが出てしまい、うま味より苦みが強く出てしまいました。といった失敗もあり、レンジ&トースターの組み合わせが僕にとってはうまく仕上げられます。
とはいえ、自分は料理が得意なわけではないので、各工程においてもっと良い方法があるかもしれません。、、が、、”男のおつまみ”「ささみのみりん干し」とても美味しいのでぜひお試しくださいな。
漬けダレで使用しているだし醤油。我が家はかなり前から “鎌田醤油” さん、のだし醤油を愛用しており、大活躍です。いろんなおつまみの味付けにも頻繁に使用しております。
また、ささみのみりん干しは完成までに時間がかかってしまうのですが、こちらの「アボカドのり巻き」は、材料がそろっていれば所要時間10分以下と、はるかに簡単に出来るのでこちらもぜひ。
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