こんにちは。
皆様、「マントウ」という言葉、ご存じでしょうか。中国で最もポピュラーな蒸しパンなのですが、わかりやすく言うと、肉まんの皮の部分です。
自分は、肉まん、あんまん、カレーマン、ピザまん、、、と中華まん全般がまんべんなく好きなのですが、具が入っている部分よりも、具の入っていない部分(具の味が多少染みた皮の部分)の方が好きでした。
極論、皮の部分だけでも良いのだけどなぁ、、、なんて思っていたのですが、その皮の部分だけ、ありました!!
自分が初めて出会ったのは、中華街で食べ放題のお店を利用したとき。
たくさんある点心の中に、”小籠包” や “ミニ肉まん”に混ざって、”マントウ” なるものを発見。
「ん、、」と一時止まり、、『長い間あったら良いなと求めていた、具なし肉マン(具なしマン!?)って世の中にあるの??』と、驚きを隠せずに注文して、出てきたものが、まさに求めていた “肉まんの皮だけ” でした。
そして、”マントウ” という言葉を知ったのですが、名称が分かれば調べるのも簡単です。
ネット検索すると意外と出てくるもので、中華まんを販売している有名店などでも、具なしの皮だけ、を販売しているお店が見つかりました。
幸運にも近所に販売店があったので、さっそく購入して家で食べてみると、、、やはり美味しい。
今までは肉まんなどを食べる際、皮の部分が少ない物足りなさ(世間的には、具がたっぷり入っているものの方が良いものとして認識されていると思いますが)を感じていたのが、どこをかじっても皮!食べても食べても、まだ皮ばかりが残っている! と、すごく贅沢な気持ちになれました。
ちなみに、もちろんネットでも購入できます。”大饅頭” という名称ですね。(冷凍になってしまいますが)
そして、思い出せばすぐに “マントウ” を買いに行ってしまう日々が続いたのですが、原材料を見てみると、けっこうシンプルな材料しか使っていない事に気付きました。
「これ、自分でも作れそうだな、、」と思い、調べてみると、うまく作るコツは色々とありましたが、ベースの部分は比較的簡単に作れそうでした。また、仕上げが、パンのように “焼く” のではなく、”蒸す” だったので、作業としても楽に出来るかな、と。
と、いう事で自分でも作ってみることにしました。
今回のレシピです。
薄力粉・・・200g
イースト・・4g
砂糖・・・・20g
塩・・・・・5g
ごま油・・・おおさじ 1/2
※ホエイ・・100cc
※レシピの中に、ちょっとトリッキーな「ホエイ」というものがありますが、こちらは、ヨーグルトを置いておくと出てくる水分です。別で、水切りヨーグルト(ギリシャヨーグルト)をちょうど作ったタイミングだったので、そこで出た「ホエイ」を活用してみました。
ホエイではなく、お水や牛乳、あるいは豆乳でも、それぞれ美味しくできると思います。
水切りヨーグルトに関しては、こちらの記事内で紹介させてもらってます。
それでは、マントウ作りのスタート。
まずは、『薄力粉』『イースト』『砂糖』を合わせます。
そこにホエイ 100ccを、3回くらいに分けて入れて、その都度さいばしで混ぜます。
ホエイを全部入れて、ある程度混ぜ終わったら、『塩』『ごま油』を入れます。
そして、今度は手でしっかりと捏ねて、ひとかたまりにまとめます。
生地には直接触れないように、ボウルに濡れふきんをかぶせます。
そのまま、30分ほど発酵させます。
時間が経つと、発酵して膨らみます。
そして、さらに手で捏ねてまとめます(画像は逆に乱れているように見えますが、、、)
タネを半分にちぎり丸くして、伸ばし棒でなるべく長方形にします(きれいな長方形になっていると、同じフォルムのきれいな形のマントウが出来上がります)これを、2つ分行います。
伸ばした生地を手前からクルクルと巻いていきます。
巻いた生地を適度な大きさにカットします。
そして、クッキングシートをしいた蒸し器に並べます。蒸した後に意外と大きくなるので、ある程度の隙間を確保して並べた方が良いです。
ふたをして15分ほど蒸します。
そして、15分後に火を止めるのですが、すぐにふたは取らずに数分間ふたをしたまま放置します。(蒸しあがった状態ですぐに外気に触れて冷やされると、表面にしわが入ってしまい、綺麗なマントウの見た目が損なわれてしまうようです)
そして、無事に出来上がりました。(が、表面の生地の粗さがめだちますが、、)
味は、美味しいです!!
今回は、ホエイを使ったので、酸味が際立ってしまうかな、と思ったのですが、特に酸っぱいという味わいではありませんでした。ちなみに、牛乳や豆乳を使って作ると、よりしっかりとした味わいで、ホエイや水だとある程度さっぱりとした味わいになるのかな、と思います。フワフワ度に関してはあまり分かりません。。
もちろん、あつあつのうちに食べるのが一番美味しいです。そのままでも、ジャムやチョコレートスプレッドをつけたりしても良いですね。
また、中華街の露店などでも見ますが、角煮 or チャーシューをはさんで食べるのも定番ですね。
中に挟むチャーシューも手作りすると、さらに料理してる感が出ます。
自分は、オリーブオイルを軽くかけて、水切りヨーグルト、生ハムをサンドして、「マントウハムサンド」作ってみました。
時間をおいたものは、軽く水をつけてレンジで数十秒温めれば、出来立てのようなフワフワ感が戻ります。ただ、当日か翌日までに食べきった方が良いかと思います。日が経ってしまうと結構固くなり、またパサついてくるので、美味しくなくなってしまいます。
発酵などで時間をおく必要があったりしますが、3時間もあれば作れる簡単料理なので、ぜひ試してみてください。
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