こんにちは。
皆様、晩酌されますでしょうか。「仕事終わりのビールのために働いている」なんて人も多いと思います。自分の周りにもお酒が大好きなスタッフがたくさんいて、退勤時間が近づいてくると、テンションが異様にあがってくる人も多いです。
自分は、年齢を重ねるにつれてお酒の量も減っていきほとんど飲まなくなりましたが、お酒自体は嫌いではないので、食後に気に入ったお酒を少量楽しむ飲み方になってきました。簡単なおつまみや、チョコレートなどの甘いものと一緒にウィスキーなどのスピリッツ(蒸留酒)を飲む、そんな時間が至福の時間です。
ということで今回は、”ちょっと贅沢なご褒美のお酒” と題して、1本、3000円~5000円くらいで買えるお酒(主にスピリッツ類)を紹介していこうと思います。
毎日買うには高いけれど、数か月から半年に1本買うくらいであれば、手の届きやすい価格帯、と言いますか。また、失敗しても後悔の少ない金額、と言いますか。まぁ、たまの買い物には高すぎず安すぎずで、ちょうど良い価格帯なのかな、と思います。
今回はジンのご紹介。
ちょっと前までジンは、ジントニックやマティーニなど、カクテルの割りものとして使われることがほとんどだったと思いますが、数年前から”クラフトジン”などの言葉も一般的になり始め、ロックやストレートなど、ジンそのものの味わいを楽しむ人が増えてきました。また、お店に並ぶ種類も増えてきており、国産のジンもよく見かけるようになりました。
ジンの製法の話になりますが、ジンは製造過程の蒸留時に、ボタニカルと呼ばれる多種多様な植物材料を使用して、香りづけや風味付けを行います。ボタニカルには、ジュニパーベリーなど定番のものがありますが、その他にも土地ごとの特色を活かした様々な材料が使われ、これによりその地域や作り手ごとに個性豊かな様々なジンが作られます。
昨今、日本国内含めて世界中で、各地域や作り手さんの特徴ある様々なジンが作られており、私たち消費者も手軽に色々なものを手にすることが出来るようになりました。何とも楽しいですね。
それではいってみましょう。
おすすめのジン 7選
・スターオブボンベイ
「ボンベイ・サファイア」というお酒、聞いた事ありますでしょうか。「ビフィータ」や後述する「タンカレー」などと並ぶ、有名なジンのブランドですが、ボンベイサファイアの上位商品にあたるジンが、この「スターオブボンベイ」です。価格的にも、ボンベイサファイアが1,500円くらいなのに対して、スターオブボンベイは3,500円くらいと、ちょっと高価です。
味わいの特徴としては、、、、、
プレミアムジンの入門的な1本としておススメですし、飽きのこない味わいで安定した美味しさです。
・ボンベイサファイア イースト
こちらは、ボンベイサファイアを作っている会社が出している、別の商品。
使用するボタニカルに、レモングラスなどのアジア特有のものを使用しており、アジアを指す極東の意味を持つ “イースト” の名前が付いています。
上記のスターオブボンベイに比べると、すっきりとした味わいがあり、スパイスっぽいニュアンスを感じます。エキゾチックな味わいと言いますか。スターオブボンベイや通常のボンベイサファイアの方がまろやかな味わいだと思います。
ちなみに、スターオブボンベイや通常のボンベイサファイアのアルコール度数が、47.0%~47.5%なのに対して、このイーストは、42%と若干低めなので、その点では飲みやすさがあります。
価格的にはスターオブボンベイよりお安いので手に取りやすいですが、ボンベイイーストは流通量がそれほど多くないので、実店舗のお店などではあまり見かけないかもです。
・タンカレー ナンバー10
ボンベイサファイアと並ぶ、超有名ジンのブランド「タンカレー」の上位商品。緑色のボトルが特徴的なタンカレーですが、ナンバー10も存在感の強い緑色のボトルでとても目立ちます。
個人的には、スターオブボンベイよりもこのナンバー10の方が好みで、ロックで飲んだ時にすっきりとした飲み口ながらも、まろやかな味わいを感じます。
何かで割って飲むのは、ちょっともったいないな、なんて思ってしまうので、やはりロックがおススメかと。
・タンカレー ラングプール
同じくタンカレーから出ている別商品。
ラングプールライム(和名では “ひめれもん” と呼ばれるそうです)という、マンダリンオレンジとシトロンを交配したフルーツをボタニカルに使用しているのが最大の特徴で、ほんのりとさっぱりとした味わいを感じられます。
このジンはロックやストレートよりも、ソーダやトニックなどで割るのが合っているかなぁ、なんて思います。
・ナンバー3
こちらは、前述のタンカレーナンバー10と同じような名前なので、タンカレーと関係のあるジンかと思いきや、、全くの別物です。
ビンについているカギの装飾が特徴的で、知人のバーテンダーは、空き瓶のカギを外してキーホルダーにしてしました。ちなみに、現在のボトルは薄いパステルっぽい緑色(水色に近い薄い緑)なのですが、かつては、もっと濃い緑色のボトルだったため、タンカレーのボトルの色に似ていて、関係商品なのかな、とより勘違いしやすいものでした。
味わいは、すごく上品な王道のジン、といった感じで、ジンの良さを追求したような洗練された味わいです。
そのままでももちろん良いですし、マティーニにするのもおススメですね。トニック割はもったいなく思ってしまうのであまりおススメしません。
・ヘンドリックス
こちらはボタニカルにキュウリを使用して作るちょっと変わり種のジン。キュウリの爽やかな風味がとても特徴的。
このジンのおススメの飲み方は断トツでトニック割りのジントニックなのですが、キュウリのスライスを一緒に入れるのがポイント。ジントニックのグラスの中にキュウリが入っているのを初めて見たときはビックリしましたが、飲んでみるとすごく爽やかに飲めます。ちなみに、キュウリはなるべく薄くスライスするのが良いので、ピーラーで縦にスライスするのをおススメします。
外国人のお客様からのオーダーを受けて、このキュウリジントニックの存在を知ったのですが、病みつきになる美味しさで真似して家で作ってみたりしました。もちろん他のジンでもキュウリジントニックは作れますが、最も相性が良いのはヘンドリックスですね。
・季の美
こちらもちょっと珍しいジンで、日本の京都で作られています。ジャパニーズプレミアムジンの先駆けというべき1本。原料に米を使用しているので、味わいの中にお米の風味を感じる、海外のジンではなかなか出会えない珍しい味わい。自分はこの季の美からクラフトジンの面白さと広がりを体感して、スピリッツを飲むようになりました。
このジンは、トニックなどの味のついている割りものとの相性は良くないかと思います。ロックか、あるいはソーダ割りくらいが良いのかなと思います。
おわりに
まだまだまだまだ、おすすめしたいジンやその他のお酒はあるのですが、今回はこのへんで。
お気に入りのお酒を、好きなおつまみと一緒にちょっとづつ飲む。。。最高の時間です。
そんな至福の時間を過ごせるモノに出会えたら幸せですよね。
コメント