こんにちは
飲食店で働いている人で手荒れに悩んでいる方は多いと思います。特に寒い冬のシーズンはあかぎれや指先のひび割れなど、、ひどい状態になる事もよくありますね。。
そんな手の救世主と言えば、もちろん「ハンドクリーム」
今回は数多くあるハンドクリームの中から、飲食店スタッフが日常使いしやすいものを紹介させてもらいます。
ちなみに、日常使いしやすいポイントとしては以下を気にしました。
【お値段】→リーズナブル
お高いと継続して使えません。。
【サイズ】→小さめのサイズ
大きいサイズのものだと、飲食店の限られたスペース(ロッカーや作業台)などでは、かさばって邪魔になります。。
【形状】→チューブタイプ
一部例外はありますが、基本的にはチューブタイプのものをお勧めしてます。缶やプラスチックなどのケースに入ったものだと、ふたを回して開けたり閉めたりするのが手間になってしまいます。ちなみに、チューブのフタも回して開けるタイプではなく、プッシュアップでワンタッチで開けられるものの方が、より使い勝手が良いです。
という観点で選ばせてもらいました。
ちなみに、サイズが小さめのチューブタイプのものだったらポケットにも入れやすいですね。
また、ハンドクリームはいい香りのものが多くありますが、飲食店スタッフが勤務中に使用するものはもちろん無香タイプが良いです。お料理の香りと、ハンドクリームのフローラルな香りはあまり相性が良くないので。。
それでは、いってみましょう。
◆ おすすめハンドクリーム 5選
● matsukiyo ヒルメナイド油性クリーム
こちら、かなりおススメです。あのマツモトキヨシさんの商品ですが、マツキヨ店舗以外でも購入できます。しっとりとした感触の白色のクリームで、手にすり込むとしっとりと肌に馴染んでいきます。
ただし、含まれる成分のヘパリン類似物質には、血液の凝固作用を阻害する作用があるので、ひび割れなどで手に傷口がある場合には使用しない方が良いです。
ちなみに、お医者さんから処方されて薬局で手に入れる事の出来る「ヒルドイド ソフト軟膏」というハンドクリームがあるのですが、ヒルメナイドはヒルドイドと成分がほぼ一緒です。なので、ヒルメナイドは、ヒルドイドの市販薬なのかと思ったのですが、他にも同様の成分の商品があるようです。「ピアソンHPクリーム」「ヒフメイド油性クリーム」などがあります。
個人的には、こちらの「ヒルメナイド」が肌なじみが良くて好みです。
● ベビーワセリン
クリームというよりは、粘度の高いジェルのような感じ。色も透明に近く、白色のクリームタイプのものに比べると、肌に馴染むのに時間がかかります。
ガサガサの手に塗ってなめらかにする、というよりは、傷を保護しつつ潤いをもたせる、といった感じで、既にあかぎれでひび割れしてしまった手に使用するのが良いかなと思います。
というのも、”ワセリン“はボクシングで止血する際に使われているように、傷口に塗って保護する使われ方があるので、既に切れてしまっているところを保護しながら保湿していくのに適しているかと思います。
● ヴァセリン オリジナルピュアスキンジェリー
ベビーワセリンと同じく、白色ワセリンの保湿剤。ベビーワセリンに比べてさらに粘度が高いので、手の全体に塗るというよりは、傷に部分的に塗って保護する、というまさにボクシングで使用するワセリンのような使い方が良いかな、と思います。こちらは、チューブタイプではなく、プラケースに入っております。今や誰しもが見た事のある安定したビジュアルかと。
ちなみに、かつては「ペトロリュームジェリー」という商品名だったようです。ただ、現在もペトロリュームジェリーの名前で販売されているものも見かけるので、かつての売れ残り、、とか思ってしまいます。。。
あかぎれになってしまう事も多い飲食店スタッフには、治療をする観点でも非常に助かるアイテムですね。
● アトリックス ハンドジェル
クリームタイプのものもあるのですが、こちらではジェルをおススメ。
水分を多く含むジェルなのでサラッとしていて、手に伸ばすとすぐに乾くので非常に使いやすいです。ただ、紹介している他のものに比べると、保湿の持続時間は短く思います。
● エネルマーノ 薬用ハンドトリートメントクリーム
サラッとした質感のクリームですが、手に伸ばすとしっとりとした感触になり、乾きも早いです。
クリームを塗った後に水仕事をしても比較的落ちにくいので飲食店の現場では重宝するかと思います。
洗い物をガッツリとやるような環境だと、もちろんすぐに落ちてしまいますが、、
紹介しているものの中にも、同じ商品でクリームタイプやジェルタイプのものなどもありますが、個人の好みやシーンによって使い分けるのも良いかと思います。
「手がガサガサ」「ひび割れによって傷があり出血している」「指先のしわに沿ってパックリ割れてしまったが血は出ていない」などなど、手の状態によって適したアイテムも変わってくるので、状況にフィットしたものをうまく使って、過酷な環境の飲食店仕事が少しでも快適になればと思います。
どうして手が荒れる?
手荒れが起きる原因は様々ですが、やはり一番は「乾燥」が大きな要因かと。
手の油分(皮脂)が減ってしまい乾燥を引き起こすといった感じです。そして、その乾燥を引き起こす原因として、飲食店では以下に注意が必要です。
・食器用洗剤
・リンス剤
・アルコール消毒
・リネン
などなど。
①食器用洗剤
けっこうあるあるだと思いますが、希釈用の洗剤を薄めずに使用する事があるかと思いますが、やはり手荒れの大きな原因になってしまうので、規定通りにしっかりと希釈して使いましょう。また、面倒ではありますが洗い物をする際にゴム手袋を使うとより安心です。
グラス用でも食器用でも、食洗機での洗いあがりの乾燥を早めるためのリンス剤があります。このリンス剤も、肌の水分を奪っていきます。。洗い場作業の前後に、べたつきの少ないハンドクリームを使って手を守るなどして対策してください。
昨今、頻繁に使用するようになってます。一日に数回行う程度であればあまり影響ないかもですが、飲食店で席が回転するたびに、また短時間に何度もアルコールの拭き上げを行っていると、アルコールの揮発と一緒に皮膚の水分もどんどん奪われていきます。手袋をするのが良いですがかなり面倒だと思うので、ダスターなどをうまく使い直接触れないように気をつけましょう。
飲食店では、トーションやナプキンなどを大量に折る事もあるかと思います。連続して大量のトーションを触っていると、徐々に手の油分もなくなっていき、乾燥に拍車がかかります。べたつきのあるハンドクリームなどを塗ってトーションを折るのはマズいですが、先にしっかりと保護したうえで作業を行うのが良いでしょう。
ちなみに、食器などの洗い物を行う際に、水を使うかお湯を使うかでも乾燥の進み具合が変わります。肌に対しては、水を使用したほうが皮脂が落ちにくいので良いのですが、水だと油汚れは落ちにくく、、、食器やグラスを洗う場合は、やはり効率よくお湯を使ってしまいますね。
と、飲食店の色々なシーンで手荒れの要因がありますので、原因をしっかりと把握してしっかりと対策をしていってくださいね。
他にも、便利アイテムをまた紹介していければと思いますが、今回はここまで。
お読みいただきありがとうございます。
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