飲食店で働かれている皆さま、お疲れ様です。
飲食店って日々の営業の中で色々な事が起こりますよね。
スタッフが怪我した、備品が壊れた、水漏れしてる、害虫に困る、買ったお皿が棚に入らない、扉がキーキーする、家具や店内装飾の汚れが取れない、お客様が嘔吐した、家具や装飾物が壊れた/破れた、インターネットがつながらなくなった、お客様の服が汚れた、ブレーカーが落ちた、、、などなどなど
店長さんたちは日々起こるイレギュラーな状況に即座に対応しなくてはなりません。
今回はそんないくつかの困った場面で役に立つ便利グッズを、カテゴリーに分けて紹介していきます。
「備えあれば憂いなし」
事前の準備と知恵と機転で、色々な困難を乗り越えていきましょう。
あったら助かる便利グッズ
備品壊れた系
日々営業を行い、たくさんのお客様が来店され、調理や仕込み、配膳、清掃など多くの作業を行っていると、お店のあらゆるところにガタが出てきます。壊れる場合もあります。。
しょうがないことです。。
程度の差はありますが、業者さんに修理の依頼をすると、数十万という見積もり額が出てくることもしばしば。。
そんなお金はあるわけない、という時に店長自ら直す、応急処置をする、といった場面も多いと思いますので、まずはそんな時に役立つアイテムたちを。
瞬間接着剤
何かが割れた、取れた、はがれた、など、モノが壊れた時の定番修理グッズ。
アロンアルファ ゼリー状
まずは王道瞬間接着剤、「アロンアルファ」 まぁ、説明不要ですね。
液だれがしにくく、狙ったところに粘着液を留めやすいゼリー状のものをおススメします。
セメダイン スーパーX
アロンアルファに比べると若干硬化時間と接着力に劣る感はありますが、広い面で安定した接着を行う際にはセメダインがおすすめ。また凸凹面の接着でも有効性が高いです。アロンアルファに比べて容量が多いものもあるのでちょっと多めに使用する時などは、より経済的で助かります。
ゴリラテープ
こちらも何かが壊れたり、破れたりしたときに使えるグッズ。
テープにも、ガムテープや養生テープなど色々な種類がありますが、その中でもなかなかの粘着力を誇る強力粘着テープがこの「ゴリラテープ」です。強力ゆえ、しっかりと接着してしまった場合に剥がすのは手間になるので気をつけましょう。ちなみに、テープカッターなど使わずに手で切れるので、貼り付け時の使い勝手はとても良いです。
いくつかのカラーバリエーションもあるので、貼り付け面の色に応じて使い分けも出来ます。
また、さらに強力で特に水に強い「ゴリラテープ エクストリーム ウォーター プルーフ」もおススメです。屋外テントや、水漏れパイプの補修にも使えますよ。なんなら、水中でも貼り付け可能なようです。私は使用したことはないですが、例えばプール内の割れた壁面などの補修とかもできるのですかね。
ソーイングセット
制服や店内装飾が破れた時など、お店に1つソーイングセットを常備しているとけっこう役に立ちます。シャツのボタンが取れた、とか、ズボンが裂けたとか。
最近は100円ショップにもコンパクトなサイズのものが売っているので、お店のレジ周りの引き出しとかにも入るサイズで常備しやすいです。
すき間テープ
こちらは、建具の経年劣化によるすき間風などの対応に役立ちます。元々ついているすき間埋めのスポンジやブラシなどは月日が経つとヘタレてきてしまうので、状態が悪くなったら取り替えましょう。こちらも100円ショップなどで取り扱いがあるので、気軽に買えます。あるとけっこう便利です。
アジャスター
飲食店にテーブルやイスは必ずあるもの。そんなイスやテーブルはいつしかガタついてきます。木の床などは湾曲してくることもありますし、テラス席など屋外席の床は、水勾配があるのでそもそも平らではありません。
そういった場所のテーブルやイスには、最初から脚にアジャスターが付いているのが一般的ではありますが、アジャスターがなくなったり壊れたりすることも多いです。
そんな時のために、予備のアジャスターをいくつか準備しておくことをおススメします。自分のお店の家具に合うサイズを予め把握しておくと良いですね。
フェルト
お次も家具周り。イスやテーブルを日々動かすことによって床が傷だらけになってしまった、、なんてことも良くあります。
そんな時は、家具に脚にフェルトを貼るのも効果的。スムースな動きによって傷がつきにくくなります。ただ、滑りやすくもなるので要注意です。
メジャー
一家に1つあった方が良いものですが、お店でももちろん常備していた方が絶対便利です。
新たに収納棚を置きたい、新しい食器や家具を買いたい、テーブルの長さや高さはどれくらいが良いだろう、通路幅はどれぐらいあるのだろう、などなどなど、空間的な疑問を解消するためにはメジャーは必須です。
用途に合わせて計測部分が柔らかいものと固いものを使い分けると良いですが、両方も持てないという場合は、飲食店ではどちらかというと固いものの方が使い勝手が良いと思います。また、測れる長さは3mから5mくらいまでのメジャーがおススメです。
怪我した系
防水バンソウコウ
水仕事の機会の多い飲食店で常備するのはやはり防水タイプのものが良いです。通常タイプに比べると割高にはなりますが、防水じゃないバンソウコウだと、水に濡れてしまいものの数分ではがれてしまう、、、なんてこともあるので、防水はマストです。
手のけがが多いと思うので、指先に貼れるタイプや、手のひらなどにも使えるタイプのものなどいくつかのサイズを常備しておくとなお便利です。
爪切り
お店の衛生管理において爪を短く保つためにも使えますが、水仕事などによって指先の肌が荒れてささくれが出来てしまった、、作業により爪が一部割れてしまった、、みたいな時にあると便利です。
皆様も経験があるかと思いますが、ささくれなどを小さなハサミなどで無理やり切ろうとすると根元部分がうまく切れずに余計痛みがでてしまったり、ささくれ部分から皮がむけて余計に血が出てしまったり、などうまく処理できないことが多いのですが、爪切りがあると綺麗に処理できます。
お店のスタッフで共有で使用するのは抵抗がある人もいるかもですが、緊急事態のお助けグッズとして常備しておいても良いかなと思います。アルコールで消毒して使用する、保管するなどうまく運用してください。
清掃系
クレ556
こちらはもはやド定番の潤滑剤。入口の扉だけでなく、厨房との出入り口にスイング扉があったりと何かと扉の多い飲食店。ネジのゆるみなどで結合部分がずれて異音がしたり、もともとの潤滑剤が減少して異音がしたりと原因はいくつか考えられますが、潤滑剤を足してあげる事で簡単に解決する事も多いです。
扉の開け閉めの度に音が鳴っているとスタッフもお客様も気になってしまうので、早めにシュッと一発解決しましょう。
高圧洗浄機
こちらは他のグッズに比べると少々値が張ったり、それなりの保管場所必要だったりと、気軽に購入できないかもですが、あるとやっぱり便利です。
激落ちくん
メラミンスポンジと言えば「激落ちくん」といったメラミンスポンジのパイオニア。清掃周りの色々な場面で活躍します。特に油汚れの激しい箇所などには使い勝手が良いかもです。茶渋を落とすのにも使えますね。
ただ、光沢のあるステンレスシンクや塗装・コーティングされたもの、樹脂素材のものなど、使用できない場所も多いので注意が必要です。
さらに、すごく簡単に言うと、「削って汚れを落としている」ので、使用箇所に傷をつけてしまう事で余計に汚れが付きやすくなってしまう、といったデメリットもあるのでご注意を。
パイプ洗浄剤
シンクの排水溝など日々の営業を重ねていく中で段々と汚れが溜まっていくので、大事に至る前に定期的に洗浄液を流して綺麗にしておくことをおススメします。
パイプユニッシュ
名前を聞いた事のある人が多いのではないでしょうか。パイプ洗浄剤の定番。粘度のある液体で、排水溝の入口などにも留まって汚れを落としてくれます。ちなみに、お湯で使用すると有害なガスが出るみたいなので、流す時は水で流しましょう。
ピーピースカット
和協産業さんという配管の洗浄剤などを作っている会社さんの洗浄剤。「ピーピースルー」という業務用の洗剤が頼れる洗剤なのですが、医薬用外劇物に指定されている製品なので、こちらのピーピースカットの方が気軽に使用できます。
いくつかの便利グッズを紹介させてもらいましたが、日々の営業で困る場面はまだまだあると思いますので、また随時紹介させてもらいます。
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