みなさま、どんな服を着て飲食店で働いていますでしょうか。
制服のある飲食店は、基本的に一年中同じデザインのユニフォームを着用する事が多いので、夏場や冬場の四季の気温差に対しては、もちろん冷暖房 (エアコン) での調整にゆだねるのが当たり前かと思います。ただ、エアコンでの調整はお客様を優先した温度設定にするので、シーンによってスタッフは “暑い” や “寒い” と感じる事もあると思います。
エアコン以外での調整となると、衣服での調整ですね。お店によっては、夏仕様で半袖や生地の薄い制服など、冬仕様の長袖や厚手の制服など、と季節ごとの制服が用意されている場合もありますが、特に冬場の寒い時期においては、制服の下に何かを着て対応する、というケースがこれまた当たり前かと思います。
今回は寒い時期の飲食店スタッフの防寒対応についてのお話しです。
「では、皆さんどうしてるのかな?」という点への回答をズバリ直球でお伝えすると、『ユニクロさんのヒートテックを制服の下に着る』が、最も一般的な答えになると思います笑
ただ、制服の形やサイズ感によっては、下に着ているヒートテックが見えてしまってNG、などの場合もあるので、そんな時に便利な対応方法もお伝えしていきますね。
もちろんヒートテック以外にも過去に使用したことのある便利グッズや、仲間が使っていて『それいいな』なんて思ったものなども紹介させてもらいます。
おススメ防寒グッズ
・ヒートテック
もはや、世の中のド定番となっている “ヒートテック” 飲食店での防寒対策の第一歩もまずはこちらから。
言わずと知れた世界的にも有名なユニクロさんの防寒インナー。2003年発売で20年以上の歴史があり、誰しもが一度は袖を通したことがあるというものかと。
言わずもがな大変便利なインナーなのですが、飲食店においては形によっては少々使いにくいシーンもあるので要注意です。
というのも、首元が空いているシャツなどの制服だと、丸首のインナーが見えてしまうのでダメ、とかシャツの袖を若干腕まくりする場合などに、袖口のインナーが見えてしまってダメ、と言った場合があります。
そんな時に役に立つのが、レディース用のヒートテック。首元がざっくりと大きく開いているデザイン(Uネック)があるので、首元のインナー見えを解決できます。また、袖も7分~8分丈とちょっと短めのデザインなので、袖口もインナーが見えることなく両方解決します。ちなみに、男性用で ”Vネック” もあるのですが、これだと首元の第一ボタンあたりのインナー見えは解消できるのですが、首元の両サイドあたりはインナーがチラっと見えてしまいやすいので、個人的には女性用のUネックの方がおススメです。
女性はそもそも女性用を買うので特に意識したことないかもですが、男性も是非試してみてください。ただ、標準的な男性の体つきであれば女性用のXLでもサイズ的に着れるのですが、体格の良い男性だとパッツパツになってしまい着れないと思うので要注意です。
また、ヒートテックのようなもの、が世の中にはけっこうあるので合わせてそちらも紹介してみます。
機能性の差などもあるかと思いますが、本家のヒートテックに比べるとリーズナブルなものもあるので、お財布と相談しながら選択肢の一つとして検討してみてください。
GU 【スタイルヒート】
ユニクロさんの姉妹ブランド的立ち位置のGUさんからも、吸湿発熱インナーがあります。お財布に優しい価格帯が非常にありがたいです。
無印良品 【あったか綿インナー】
ヒートテックが身体にフィットするのに比べて、比較的ゆったりとしたシルエットが特徴的です。袖口はしっかりと長袖のデザインになるので、腕まくりする制服の場合はちょっと不便かもしれません。
ワークマン 【シン・ホッとするインナー】
こちらはレディースの商品なのですが、上記に記したような制服からインナーが見えないようなデザインだとこちらが良いかと。裏地がフリースになってて特に暖かく感じます。
しまむら 【FIBERHEAT】
しまむらさんの “FIBERHEAT” は「暖かい+○○」と2つの機能性を売りにしており、それぞれ「しっとり」「清潔」「心地いい」「ドライ」とあります。各機能性ごとに商品があるので、ラインナップがとても豊富です。サイズ感や着心地、暖かさなど自分好みのものを探せますし、リーズナブルなのも嬉しいですね。
・貼るカイロ
こちらも分かりやすい防寒グッズですね。
通常のカイロでもよいのですが、動きや作業の激しい飲食店勤務においてはカイロをポケットにいれておくよりは、インナーのお腹や背中などに貼ってハンズフリーの状態にした方が働きやすいです。また、ポケットにはメモ帳やボールペン、オーダーテイク用のハンディ機器など業務上必要なものが既に入っていることが多いと思いますので、カイロが邪魔になってしまう可能性も高いですね。
ちなみに大丈夫だと思いますが、身体に直接貼らずに肌着などに貼ってくださいね。
カイロを貼る場所は以下がおススメです。
また、低温やけどにもご注意ください。
・充電式カイロ
現代ならではの便利アイテム。一昔前には考えられなかったようなものですが、段々と新定番になりつつあります。
初期費用は使い捨てカイロに比べたらもちろん高くなってしまいますが、一回使い切りの使い捨てに比べるとランニングコストの面で優位性があります。また、”エコ” といった利点もありますね。
ただ、カイロのように貼るタイプのようには使えないので、ポケットなどに入れて使用する事になります。なので、軽くて小さくて薄いものが飲食店の環境では必須条件ですね。ちなみに、業務上必要なものが既にポケットにたくさん入っている状態であれば、かさばるし他のモノが暖まってしまうのであまりおすすめしません笑。
ちなみに、「モバイルバッテリーとしても使えます」みたいな+アルファの機能が付いているものもありますが、こちらも、飲食店スタッフが勤務中に暖をとるという使い方においては、あまり有効ではありません笑
・ウォームリング
夏場の飲食店のお助けアイテムになりつつある、首にかける冷却リングというものがあるのですが、こちらの温感版があります。
熱湯につけて温めて使用するタイプや、電子レンジで温めるものなどがありますね。
丸みをおびたものはそれなりの存在感があるのでけっこう抵抗感があるかもですが、スカーフのような薄手のタイプもあるので見た目的には薄手の方が良いかと。
首元を暖める事で温感効果は高いのですが、ただ、襟付きの制服などであってもお客様から見えてしまうので、理解のある環境でないと使いにくいですね。
★小技集★
ここでは、ちょっとした小細工的な防寒方法を紹介します。
ダブル靴下
防寒用に分厚い靴下を履く、という選択肢もあるのですが、飲食店で履くような靴(シンプルなスニーカーとか革靴とか)だと厚手の靴下だと履きづらい場合が多いかと思います。
そんな時に、薄手の靴下を2枚履くという手もありかと。
ちなみに、”重ね履き用靴下” という薄手の靴下が売ってたりします。ヒートテックみたいなニュアンスですね。
インナーをズボンインする
これはすごくシンプルで当たり前ではありますが、おススメな小技です。
そもそも、シャツなどの制服をズボンインするスタイルのお店もあると思いますが、裾を出した状態が通常の場合は、インナーだけでもズボンインすると一気に暖かくなります。
特にインナーを2枚着て(タンクトップ&ヒートテックとか)その両方をズボンインすれば、あたたか度合いも増すのでマストでおこないたい方法です。
いかがでしたでしょうか。
いくつか紹介させてもらいましたが、使い勝手の良い方法で心地よく冬場の飲食店勤務を乗り切ってください。
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