世界三大〇〇 食材編

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飲食店 話しのタネ

こんにちは、

先日、飲食店の現場でお客様と話している時に、”ゴルゴンゾーラチーズ” の話しになって、その流れで「世界三大ブルーチーズの1つなんですよー」という会話をしました。が、、、「後の2つって何なんですか?」と自然な流れで質問されたのですが、不覚にもその時にすぐに答えられず、しどろもどろしてして気まずくなってしまった記憶があります。

当たり前ではありますが、世界三大のうちの1つの話をするときは、残りの2つも知っといた方がスムーズな会話が出来ます。また、知識量が多いと、サービスに自信がでて、セールスがうまくいくケースもあると思います。おどおどした態度のスタッフよりも、堂々とした人の方が信頼を与えられて、お客様は「じゃぁ、それお願い!!」とモノを買ってくれます。

ちなみに、三大ブルーチーズは、「ゴルゴンゾーラ」「ロックフォール」「スティルトン」。
三大ブルーチーズに関してはこちらにも。

 

それでは、今回は「世界三大〇〇」に関して、食材に関するものをいくつか紹介させてもらいます。

世界三大健康野菜

・『ヤーコン』
・『キクイモ』

・『アピオス』

健康野菜の世界三大。なかなかニッチで面白いですね。ただの “野菜” ではなく “健康野菜” という括りなのですから、それぞれ栄養価が高いなど、他の野菜より秀でた点があると思います。

3つとも、”おイモ” のような感じがしますね。
ちなみに、植物の分類では『イモ』という品種はないようで、「イモ」と呼ばれるものは、植物の茎や根が地中で養分を蓄えて肥大化した部分、そして食用となるもののことを「イモ」と呼ぶようです。

ジャガイモは ”ナス科の植物の
サツマイモは “ヒルガオ科の植物の

といった感じです。

ヤーコン

南米、アンデス高地原産のキク科の野菜の塊根(根の一部が肥大化したもの)。見た目は、サツマイモに似ているが、食感は梨のようにシャキシャキとしており、”畑の梨” とも言われる。
デンプンが少ないため低カロリー。また、フラクトオリゴ糖を多く含んでいるため、腸内環境を整える効果も期待できる。フラクトオリゴ糖は、胃で分解されないため糖として吸収されずにそのまま大腸に届き、腸内の善玉菌の栄養となり悪玉菌を減らすことで、整腸作用につながる。また同じく整腸作用のある食物繊維も含んでいる。これらにより、究極のダイエット野菜とも呼ばれる。
さらに、赤ワインと同程度のポリフェノールも含んでおり、抗酸化作用も望める。

葉っぱにもポリフェノールが含まれているので、ヤーコン茶も人気。

キクイモ

北米原産のキク科の植物の塊根。ショウガのような見た目。別名、アメリカイモ、ブタイモなど。
ヤーコン同様、デンプンは少ないので低カロリー。天然のインシュリンと言われる「イヌリン」という成分が多く含まれており(植物の中で含有量世界一)、血糖値や血圧の上昇を抑えてくれるので、糖尿病やメタボに効果あり。

アピオス

北米原産のマメ科の植物の塊茎(茎の一部が肥大化したもの)。ホドイモとも呼ばれる事があるが、元々日本にあった「ほどいも」とは別種になるため “アメリカホドイモ” と区別されて呼ばれたりする。
非常に栄養価が高く、インディアンのスタミナ源と言われるほど。強精効果も強いので食べ過ぎには要注意らしいです。ちなみに、生では食べられません。日本では主に青森県で生産されています。

自分は以前働いていたお店でこのアピオスを串に差して “野菜串” として出していました。お客様のほとんどが初めて見るメニューでしたが、とても評判は良くリピートされる方が多かったですね。
“ほくほく” として、淡白ながらもほんのり甘さも感じられておススメです。

世界三大肉用種

・『アバディーン・アンガス』
・『ショートホーン』
・『ヘレフォード』

食用牛(肉用種)の品種の世界三大です。ちなみに、乳をとる牛は、乳用種と呼ばれます。
どれも、あまり聞きなれない名前ですが、「アンガス牛」と言うと比較的親しみがあると思います。改めて、品種を調べてみると、かなり多くの種類が出てきます。。犬や猫の種類がたくさんあるのと同じようなイメージでしょうか。

長い歴史の中で、別種をかけあわせて作られている品種も多いようです。より質の良い牛肉や、育てやすい牛を作るための品種改良ですが、、約ネバみたいですね。

アバディーン・アンガス

英国スコットランド原産。スコットランド東部に位置するアバディーンシャーとアンガスの牛を交配させて作られた品種。品種名は2つのエリアの名前をとったもの。短縮して “アンガス牛”と呼ばれることもあり、おそらくこの名前のほうが認知度が高い。現在はオーストラリアやアメリカをはじめ、世界各地で飼育されている。
やわらかい肉質が特徴的で、アンガス種の登場により、それまで煮込み料理が主だった牛肉の食べ方が、ステーキに変わったとも言われる。

アメリカでは、米国農務省(USDA)による肉質の格付けがあるが、その中で、アンガス牛に対するより厳しい品質基準でCAB(Certified Angus Beef program)と呼ばれるものがある。CAB認定されるのは、アンガス牛全体の2割程度と少ない。

日本では、無角和種という品種が、アバディーンアンガス種と黒毛和種を交配させたもの。角がないアンガス牛の特徴を引き継いでいる。

ショートホーン

イングランド北東部のダラム地方原産の肉用種。イングランドとオランダの種の交配により生まれる。
日本では、南部牛とショートホーン種の交配により、日本短角種が生まれた。

ヘレフォード

英国イングランド南西部のヘレフォード州原産。身体の毛は褐色だが、顔の部分だけ白いのが特徴的。アンガス牛とともに世界的に生産量の多い肉牛。寒さにも強いため、カナダやロシアなどの寒冷地でも飼育されている。

もともと角を持つ品種だったが、多頭飼育に向くようにアメリカで改良され、現在飼育されるほとんどが無角品種となっている。

アメリカでは、アンガス牛のCABと同じように、CHB(Certified Hereford Beef)という認証規格がある。

世界三大ナッツ

・『アーモンド』
・『カシューナッツ』
・『ヘーゼルナッツ』

ナッツの三大はどれもメジャーなものなので名前は聞いたことがあると思いますが、 “ヘーゼルナッツ” だけ見た目の想像がつきにくいかもしれません。

という事で、ヘーゼルナッツから。

ヘーゼルナッツ

右下は薄皮がついていて、左上は薄皮が取れたものです。
ちなみに、ヘーゼルナッツはこの外側に固い殻があり、その見た目は “栗” や “どんぐり” のようです。

また、ナッツに関するワードで「ジャンドゥーヤ」や「プラリネ」といった単語を、ケーキ屋さんなどで良く目にしたり聞いたりすると思います。

【ジャンドゥーヤ】
ヘーゼルナッツ(他のナッツを混ぜる場合もある)をペースト状にして、チョコレートと合わせたもの
【プラリネ】
キャラメリゼしたナッツ(主にアーモンド)をペースト、あるいは粉末状にしたもの

2つの大きな違いは、チョコレートを使うか使わないか、です。ただし、両方とも製菓材料によく使われ、プラリネにチョコレートを混ぜて使用されるケースもあるので、出来上がりの製菓の状態では、その2つを区別しにくいかもしれません。

カシューナッツ

カシューナッツは、より一般的ですね。おつまみのミックスナッツなどに入っていてそのまま食べるか、料理の材料としても使われます。東南アジア料理でもよく見ますが、やはり中華料理での使用が特に多いですね。
ナッツ類の中では、脂質の含有量が少なくカロリーが低い。

世界三大フルーツ(世界三大果実)

・『チェリモヤ』
・『マンゴー』
・『マンゴスチン』

フルーツの世界三大は、あまり聞いた事のないものが出てきました。「マンゴー」はもちろん皆さんご存じだと思います。「マンゴスチン」は聞いた事はあるがどんなものかイメージが湧きにくいかと。「チェリモヤ」に関しては、よく分かりませんね。という事でチェリモヤから。

チェリモヤ

南米ペルー原産の南国フルーツ。画像のものは果皮が凸凹しているが、うろこ状になっているものの方が、一般的なチェリモヤの外見。
切ると中には白い果肉があり、強い甘みの中にほのかな酸味を感じる。「森のアイスクリーム」とも呼ばれる。

また、見た目がよく似ている、”バンレイシ” や、そのバンレイシとチェリモヤをかけ合わせた “アテモヤ” とフルーツもあり、味わいも似ている。

マンゴスチン

マレー半島原産の南国フルーツで、「果物の女王」とも呼ばれる。食されるのは、白い果肉部分で甘みの中の程よい酸味、柔らかい食感が特徴的。
日本では、かつては冷凍のマンゴスチンしか輸入されていなかったが、2003年以降は生のマンゴスチンも輸入されている。熟すにつれて果皮の色は、緑色から赤色に変わっていく。また、熟すにつれ皮も固くなっていく。

マンゴー

インドや東南アジア原産の南国フルーツ。世界最大の生産国はインドで、インド料理で一般的なペースト状の調味料 “チャツネ” の材料として、リンゴなどと共に使われる。国内産のマンゴーは輸入品に比べてかなり高額で取引される。
アレルギー食材としても良く聞くが、ウルシ科の植物であることから、ウルシオールという成分が、かゆみやかぶれを引き起こす原因となる。

ちなみに、世界三大フルーツは、「マンゴー」の代わりに「ドリアン」や「パイナップル」が入る場合もあるようです。

 

そろそろ、世界三大○〇のカテゴリー分けをするのが難しくなってきましたが、、
まだまだ『話のタネ』になりそうなトピックはあるので、また紹介させてもらいます。

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