ミルク(豆乳)出しコーヒーを作ってみる

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お父さん料理

こんにちは。
「ミルク出しコーヒー」ご存じでしょうか。

カフェラテ??

いや、違います。
普通はお湯や水で抽出するコーヒーですが、ミルク出しコーヒーは主に冷たいミルクにコーヒーバックを浸けて抽出するコーヒーです。出来た時からアイスカフェラテのような状態なのですが、味わいは通常のアイスカフェラテとは違って、鼻に抜けるコーヒー豆の香りをダイレクトに感じられるような飲み心地を楽しめます。(個人差はありますが、、)
「牛乳コーヒー」なんて言われたりもするようですね。
簡単に作るにはこんなセットもあるのですが

今回は家にあったコーヒー粉と、100円ショップで購入した出汁用のパック、麦茶などで使用するビン、を使って作ってみました。

 

◆ ミルク(豆乳)出しコーヒー 作り方

 

ちなみに、自分は牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてすぐにトイレに行きたくなってしまうので、牛乳ではなく、いつも飲んでいる豆乳で作ることにします。割合的には、牛乳も豆乳も同じ量で考えて大丈夫です。

・豆乳 1ℓ
・コーヒー粉 5~10g(量が多いとその分コーヒーの香りと味わいが増します)

作るのはすごく簡単で、豆乳にコーヒーパックを入れて冷蔵庫で冷やすだけ、です。が、、、ちょっとしたひと手間で味わいが変わってくるので、今回は自分が試した中で一番美味しく飲めた、と思う淹れ方で紹介させてもらいます。

①コーヒーの粉を不織布パックにいれる

まずは、市販の出汁パックを一枚用意します。100円ショップなどで売っている不織布の出汁パックで充分です。

この出汁パックに、コーヒーの粉を5~10gほど入れます。
(量が多いとその分コーヒーの風味やコクが増します。5gより少ないとコーヒー感をほとんど感じないものになってしまい、10gより多いとコーヒーのえぐみが出てしまったので、5~10gくらいが良いかと思います)

ちなみに、豆の挽き方の(粗い)(細かい)の違いで、コーヒー用やエスプレッソ用(エスプレッソ用の方が挽き目が細かい)があり、その両方で試しましたが、その違いは以下のような感じです。どちらが良いというよりは好みの問題なので、お好きな方でお試しください。

これは、ドリップコーヒー挽きの豆。分かりにくいかもですが、粒が粗いです。

こっちは、エスプレッソ挽き。ドリップコーヒーに比べるとサラッとして細かいです。(色の違いは、豆の種類と焙煎度合いによるものです)

・ドリップコーヒー用   →コーヒーの味わいは薄く、コーヒー豆の香りが前面に出ます。
・エスプレッソ用     →コーヒー豆の香りは弱くなり、コーヒーの味をより強く感じます。

個人的には、エスプレッソ用の挽き目の細かさの方が、コーヒーの味わいが深くなって好きでした。

②作ったコーヒーパックを温かいミルク(豆乳)で湿らせる

次に、コーヒー粉を入れた出汁パックを、少量の温めた豆乳に入れて粉を湿らせます。
まず、鍋に少量の豆乳を入れて軽く温めます。(沸騰させません!)温まったら火をとめてコーヒーパックを入れます。時間は2.3分置いておけばよいです。

コーヒー粉を入れたパック。

少量の豆乳を鍋で温めて、火を止めた後に入れる。

数分放置。

この作業をする事で、コーヒーの味わいがしっかりと感じられるようになるのでおススメです。
先に粉を湿らせずに、そのまま直接抽出すると、コーヒーの味わいが薄くなります。コーヒー豆の香りだけは強くするのだけど、コーヒーの味は薄く感じるといったものが出来上がるので、「コーヒーの香りは好きだけど味はあまり好きじゃないよ」という方にとっては飲みやすいかもしれません。
ちなみに、個人差があるので私見としてお伝えすると、先にパックを湿らせずに直接豆乳に入れたものは『コーヒー豆を食べながら豆乳を飲む』みたいな、ちょっと面白い味わいを楽しめます。

③容器に移し、常温で30分~1時間ほどおいておく

数分経ったら、保存用の容器に豆乳1ℓ(最初に温める時に使用した分の残り)を入れたものに、鍋の豆乳とパックをそのまま混ぜます。


30分から1時間ほど常温でおいた後、冷蔵庫にいれて一晩寝かせると完成です。

④冷蔵庫で一晩ねかせる

一晩を越えて、2日目、3日目と浸け続けると、その分味わいも増していくのですが、コーヒーの苦みというよりは、エグ味が強くなってしまう感じがしたので、長くても1日半くらいが良いかと思います。1日半経過したらパックを取り出すのをおススメします。

という事で完成です。

豆乳にアイスコーヒーを混ぜた豆乳オレとはまた違った味わいにです。コーヒーが苦手な方は飲みやすいかもしれませんが、コーヒー好きの人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
自分は、「コーヒーの味は薄いけど、のどの奥の方でコーヒーの香りやコクを感じられる味わい」が好きで、クセになり始めております。
『カフェオレ』と呼べるほどの味わいではありませんが、ミルク出し(豆乳出し)コーヒー特有の美味しさもあって、今までに味わったことのない面白い感覚を楽しめます。是非一度お試しあれ。

 

ちなみに、今回は100円ショップの不織布パックを使用しましたが、さらにしっかりとしたモノだと、こちらでも購入可能。

コーヒーパックがセットになった、専用ポットもあります。

★コーヒー小話

ここからはミルク出しコーヒーに付随した、コーヒーに関するお話をちょこっと紹介。

・ 水出しコーヒー

最近よく聞くようになった「水出しコーヒー」ですが、こんなお湯だしに比べて以下の用ようなメリットがあります。

【メリット】
・やわらかくてまろやかな味わいになる
・使用する粉の量が少なくて済む
・熱による酸化をおさえられるので、数日間は品質が落ちにくい

反対にデメリットはこんな感じです。メリットと表裏一体といった点もありますが。

【デメリット】
・コーヒーのコクが薄くなってしまう
・抽出に時間がかかる

一般的に、水出しなどの抽出する温度が低い場合、コーヒーの成分が抜き出しにくくなるので、細かく挽いた豆を使う事が多いです。人によっては、粗挽きの方が適している、なんて事も耳にしますが、科学的には細かい方が成分は抜き出しやすくなるそうです。
まぁ、コーヒーの淹れ方や使うコーヒー豆の種類、鮮度、焙煎度合い、挽き方、抽出の際のお湯の温度、時間、飲み方など、味わいを左右する要素はたくさんあって、追及しだすとキリがないので、自分が美味しいと思えれば良いと思います。ちなみに、一般的には深煎りの方が水出しには適していると言われます。

・ 間違ったミルク出しコーヒー

マグカップなどの口に設置するタイプのドリップコーヒーでコーヒーを淹れていた時に、『お湯ではなく、ミルクを入れたらカフェラテになるのではないか』なんて思ったことがあります。

と、いう事で実際にやってみたのですが、、、、、真似しない方が良いです。

ドリップコーヒーのフィルターにミルクが通りません。

ドリップバッグがミルクで一杯になるだけで、待っても待っても、いつになっても、マグカップに理想のカフェラテは落ちてきません。。。

お気を付けください。

・ コーヒーをじわじわと長時間で抽出する方法はアリなのか?

ミルク出しコーヒーや水出しコーヒーでは、コーヒーの粉を液体に入れて長時間抽出しますが、僕らが考えるスタンダードな抽出方法とは違うので、コーヒーの抽出方法としては邪道なのかな、なんて思い、近しいコーヒー関係の人にヒアリングしてみました。
→特にコレが正解なんてものはないようです。なので、液体に浸して抽出しても別に問題なく、皆様の好きな方法でコーヒーを美味しく楽しめればそれで大丈夫、という言葉を頂けました。

・ コーヒーはいつまでも抽出し続ける事が出来るのか?

浸して抽出するのはオッケーとの事でしたが、ずーっと液体に入れっぱなしだとどうなるのか、いつまでもコーヒーは出続けるのか、と気になり、またまたコーヒー関係の方々に聞いてみました。
→一定の時間が経ち液量に応じたコーヒー濃度が飽和状態になると抽出は止まるらしいです。ただ、そのレベルまで抽出すると濃くて苦く感じたり、えぐみが出てくる事が多いので、美味しく飲むにはおススメしないとの事。
ちなみに、お湯でコーヒーを浸して出す場合は、90秒程度が基準らしいです。

 

コーヒーは非常に奥が深いので、本当に色々な楽しみ方があると思いますが、自分好みの楽しみ方を開発してみてください。

コーヒーの他にも、こんなの作ったりしてます。

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