梅干しから梅ジャムを作ってみる(梅びしお)

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梅びしお(梅ジャム) お父さん料理

先日国内旅行に行った時に旅先で、内容量多めの梅干しを買いました。
健康を気にしていつからか朝食は、味噌汁と豆腐と白米という和食なのですが、白米には “たらこ” “いくら” “昆布”など、ご飯のお供をのせて食べる事が多く、そんなご飯のお供で一番多く食べるのは “梅干し” です。
基本的には甘さのある「はちみつ梅」が好みなのですが、今回旅先で購入した梅干しは酸っぱさの強い梅干しだったので、普段はちみつ梅に慣れている自分にはちょっと酸味が強すぎました。。
そのまま食べるというよりは、お茶漬けや梅干しサワーなど別のメインメニューにアクセントを出す、といった立ち位置で食べるとバランス良く食べられる感じです。

そんな酸味の強い梅干しだったため、そこそこ食べ進めるも、その後は食が進まずに冷蔵庫の中に余ってしまっていた毎日。。

大きめの入れ物だったので冷蔵庫の中でそれなりにスペースを占拠しており、どうしようかと活用方法を検討していたところ、梅ジャムを思いつきました。

ちなみに、梅から梅ジャムを作るレシピなどはネットでも良く見るのですが、既に出来上がっている梅干しから梅ジャムを作るレシピはあまり見なかったので、数少ないレシピを確認しながら試しに作ってみる事にしました。

それでは、梅干しから梅ジャム、作ってみましょう。

 

梅ジャム(梅びしお)の作り方

梅干しから梅ジャムの作り方

1.梅干しを水につける

まずは、梅干しの塩味を緩和させるために数時間(4時間程度)水に浸けます。”塩抜き”と言えるほど塩味や酸味が完全に抜けるわけではないのですが、若干まろやかになります。
今回はお試し程度に5粒と、少なめに作りました。

2.水気を取って、種を取る

水から出した梅干しをキッチンペーパーなどで拭いて、水気を取ります。

そして種を取ります。種の周りにも梅肉がけっこうついているので、丁寧にそぎ取っていきましょう。

3.包丁でたたく

種を取ったら皮と梅肉を丁寧に包丁でたたいていき、ペースト状にします。
この時に皮をある程度残しておくと、出来上がりが皮の食感のある梅ジャムになります。皮の食感が嫌いな人は、この段階で丁寧にたたいてより細かいペースト状にしておくとよいです。

 

4.砂糖と合わせる

たたき終わったら、ホーローの鍋に移して砂糖を入れ、混ぜ合わせます。
ちなみに、鉄やアルミの鍋は梅の酸味と相性が良くないようなので、あればホーロー、なければステンレスの鍋をお使いください。

鍋に移して

砂糖を入れます。
砂糖の量は、梅の重さの50~60%程度と言われていたりしますが、この量だとけっこう多くなってしまうので、今回の梅5粒の場合では、おおさじ1.5程度の砂糖で作りました。

※実際に1粒を図ってみて計算してみる。本当に60%だと多いのか???

5.加熱する

砂糖を混ぜ合わせたら、火をつけていったん弱火で過熱します。
水分が少ないので、混ぜたりなど、気にしながら過熱しないと鍋が焦げ付いてしまうので要注意。
数分で梅ペーストがフツフツとし始めます。フツフツとしたらいったん火を止めてください。

6.みりん、お酢をいれて再度加熱する

みりんとお酢をいれて、再度弱火で加熱します。
今回は、みりん 大さじ2、リンゴ酢 小さじ1 をいれました。お酢の種類は、米酢、穀物酢などなんでも大丈夫です。梅酢を使うのがもっとも相性良く作れるかもしれませんね。

水気がある程度飛んで、再度ペースト状になったら火を止めます。

7.冷ましてから、ビンに移す

火を止めたらしばらくおいておき冷まします。
ある程度冷めたら清潔なビンなどの密閉できる容器に移します。ここでも、金属のいれものなどは使用せずに、できればガラスのビンなどに入れましょう。金属と梅の酸は相性が悪いです。

 

そして、粗熱がとれたら冷蔵庫で保管します。なるべく早めに食べきってください。

活用方法やアレンジ

と、いう事で完成です。
味わいは、多少の酸味が残りつつも、強かった酸味はまろやかになってほんのりとした甘さを感じる、といった具合。多くの人には伝わらないかもですが、、縁日の屋台でよくあった、ソースせんべいにつけていた真っ赤な色した「梅ジャム」のような味がします。自分はソースせんべいの梅ジャム(コンビニなどでもたまに見かけますね)が好きだったので、昔懐かしの味の再現のようで良かったのですが、奥さんには不評でした。。

まぁ、既製品の梅干しを使用して作っているので、どんなにアレンジをくわえようが、味わいは何よりもその梅干し次第なところはあります(笑)
もともとあまさのある「はちみつ梅」を使って作れば、もっと甘みの強いジャムが出来上がると思います。

今回のレシピで調整できるとすれば、砂糖の加減によって、甘さを強くする or おさえる、といった加減や、また、砂糖の量を減らして、かつお節と醤油をいれたりすれば、おにぎりの具としても使いやすい味わいになるかもですね。ご飯のお供としては最適かもですね。

出来上がったジャムは以下のメニューで使うのがおススメ。

【パン】
定番の使い方。マーマレードやブルーベリージャムを使う感じで、気分を変えて梅ジャムをつかってみてはいかがでしょうか。

【ささみ】
高級焼き鳥店で出てくるような、ふっくらと焼いたささみの串焼きに梅ジャムをちょこんとのせるのがおススメです。

【豚肉】
豚肉との相性も良いと思います。豚肉に梅ジャムを塗ってシソやネギなどと一緒に巻いて焼くだけでも、ちょっと手の込んだおかずのようになります。

【おにぎり】
お米にもよいですね。ご飯にのせるよりは、おにぎりの具材として握ってしまう方がよいかもです

【キュウリの和え物】
梅ときゅうりも相性良いですね。きゅうりに味噌をつける要領でそのまま使っても良いですし、ごま油や醤油などに合わせた梅ソースを作ってたたきキュウリに和えたらちょっとした小鉢として活躍します

【梅水晶】
サメ軟骨と合わせた珍味的なおつまみもおススメ。サメ軟骨がなければ鶏軟骨(ヤゲン)を刻んで作っても良いですね

 

意外と料理に使えたりするので、冷蔵庫に入っていると便利かもですね。

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