タイ料理、お好きでしょうか。
私はパクチーが苦手なのであまり好んで食べたりしないのですが、、辛いラーメンが好きなのでトムヤムヌードルは定期的に食べたくなります。そんな時、ときどき思います。
「トムヤムクンって白濁のスープと、透き通ったスープと両方ある気がする、、本場のトムヤムクンはどっちが正解なんだろう??」
「”白濁” か “澄んだスープ” のどちらかは日本人が好むように作られたものなのかな」なんて思ったりもしましたが、実はどちらのスープも正解で、タイの地域によってスタイルが変わるみたいです。
名前もついていて、白濁の方を ”ナムコン” 透き通ったスープの方を “ナムサイ” と呼ぶみたいです。
と、いう事で今回はこのトムヤムクンの「ナムコン」「ナムサイ」から、その他タイ料理に関するちょっとした話のネタを紹介していければと思います。
ではいってみましょう。
実は2種類あるトムヤムクン ~ナムコンとナムサイ~
トムヤムクン
とりあえず、トムヤムクンから。
前述のとおり、トムヤムクンには濁ったタイプのスープと透き通ったタイプのスープがあります。
そもそもトムヤムクンですが、タイ語でそれぞれ「トム」=(煮る)「ヤム」=(和える)「クン」=(海老)を意味しており、ざっくりとしたニュアンスとしてはエビ入りのスープで、酸っぱ辛い味わいが最大の特徴です。ちなみに、トムヤムクンは世界三大スープの1つでもあるスープで、他にはフランスの「ブイヤベース」、中国の「ふかひれスープ」、ロシアの「ボルシチ」があります。。。あれ、4つあるやん???となりますが、まぁ、4つあるのです笑(”三大” と言いつつ4つあるのちょこちょこあるのでお気になさらず。規定自体けっこうあいまいなようでして笑)
ナムコン
トムヤムクン特有の酸っぱ辛い味わいをベースに、その味わいにコクをプラスした味わいのものが「ナムコン」ココナツミルクを入れているので白濁の見た目になり、そのコクにより辛みが抑えられてマイルドになるので、辛さが苦手な方にはナムコンスタイルの方がおススメです。
タイでは主に南部で食される事が多いようです。
ナムサイ
続いて、透き通ったスープの方のナムサイですが、その単語の意味もそのまま “澄んだ水” という意味らしいです。(ちなみに、ナムコンの意味は “濃い水”)ナムコンのココナツミルクのように何か特別なものを追加するわけではないので、どちらがベースかというと、こちらのナムサイの方が基本的な味わいと言えるのかもしれません。辛みや酸味、その他ハーブの香りなどをよりダイレクトに味わえるスープですね。
ちなみに、トムヤムクンはそのメニュー名にもある通り “エビ” を使用したスープですが、そのメインの具材が変わればもちろん名前も変わりまして、エビ以外に有名なものだと、 “鶏肉 (ガイ)” を使った「トムヤムガイ」、”魚 (プラ―)” を使った「トムヤムプラ―」、”イカ (プラームック)” を使った「トムヤムプラ―ムック」などがありますね。メニュー名はそのままシンプルですね。
と、いう事でお次はタイでも人気の鶏肉を使ったスープを紹介します。
トムカーガイ
トムヤムクンに次ぐタイの代表的なスープ料理の「トムカーガイ」は、「トム」=(煮る)「カー」=(タイの生姜)「ガイ」=(鶏肉)の意味を持つ、鶏肉の入った白濁のスープです。
トムヤムクンのナムコンと同じように、ココナツミルクを使用するので白濁のスープになります。タイ料理らしく各種ハーブが使用されるので特有の味わいを持ちながらも、基本的には辛みをおさえて作られるので、(トムヤムクンだとちょっと辛くてダメ、、)みたいな人でも飲みやすいタイのスープですね。
「豚の生姜焼き」とか「牛丼」みたいな日本のメニューと同じように、世界のメニュー名もその単語が分かるとどんな料理か予測がつくことはよくあります。
こんな感じで、タイ料理の有名なメニューをもう一つ。
カオマンガイ
名前を聞いた事ある、みたいな人が多いのではないでしょうか。
メニュー名を分解すると「カオ」=(ご飯)「マン」=(脂)「ガイ」=(鶏肉)となり、ご飯の上に茹でた鶏肉がのっていて、そこに味噌ベースのタレをかけて食べるのが主流です。
また、ご飯を炊く時には鶏肉のゆで汁を使用するので鶏の旨味がしみこんだご飯がさらに味に深みを加えます。本気のカオマンガイは、米を炊く前に鶏の脂で炒める、といった工程もあるので、こだわって作られたカオマンガイはさらに鶏の旨味を感じられますね。
すごく似た料理でシンガポールの「シンガポールチキンライス(海南鶏飯)」というものがあるのですが、基本的な作り方などは変わらずで、タレに大きな違いがあります。醤油やチリソースなどで作られた複数のタレを鶏やご飯にそれぞれ使用するといった感じで食べられます。
ちなみにさらに起源をたどると、中国の海南島にある「文昌鶏飯」が大元で、東南アジアに移り住んだ中国移民によりこの料理が伝えられていったと言われております。
お次も同じく “鶏(ガイ)つながり”です。
ガイヤーン
また “ガイ” を使った料理ですね。ご存じの通り、「ガイ」=(鶏)で、「ヤーン」=(焼く)なので、日本のメニュー名と同じく「焼鳥」の事です。日本と同じように串に刺されているものもありますし、半身を炭火で焼いたものもガイヤーンです。ただ、味付けは基本的に事前にタレに浸けた鶏肉を使うので、日本の照り焼きみたいなイメージのものが多く、日本の焼き鶏みたいなシンプルな塩味みたいな感じではないです。
お次は、これまでのような単語の分解で予測がつくメニューではありませんが、個人的には最近耳にすることが増えて、一般的にもなりつつあるのではないか、と思う「マッサマンカレー」について。
マッサマンカレー
近年、お店のメニューで当たり前のようにあったりするので『??』と思いながらも、イメージとしては東南アジアのどこかの国のカレーなのかなくらいに思っている「マッサマンカレー」。タイのカレーのようで、ココナツミルクや鶏肉を使用したまろやかなコクとスパイスが味わえるカレーです。
タイのカレーとして真っ先に思い浮かぶグリーンカレーやレッドカレーに比べれば、日本のカレーに近い部分もあるので日本では受け入れられやすいのかもしれません。
「マッサマン」は食材の意味ではなく、=(イスラム教の)といった意味を持ち、タイ南部に住んでいたイスラム教徒のコミュニティからうまれたカレーのようです。イスラムの人達が作ったものなので、食材に豚を使用せずに鶏肉が使われます。ちなみに、「カレー」はもちろん日本語なので、タイでは「ゲーンマッサマン」と言われます。「ゲーン」=(カレー)ですね。
ちなみに、知名度があがった背景は、CNNという国際ニュースメディアの “World’s 50 most delicious foods” という企画で1位になったことから注目され始めたようで、例年上位に位置していますね。ただ、タイ国内ではそれほどメジャーなメニューではないようで、ご当地メニュー的な立ち位置らしいです。日本の “B級グルメ” みたいなものでしょうか。
トムヤムクンの種類から始まり、比較的耳にしやすいいくつかのタイ料理を紹介させてもらいましたが、いかがでしたでしょうか。
タイ料理もまだまだたくさん美味しくて面白いものがあるので、随時紹介させてもらいます。
今回もありがとうございます。


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